ケツに二穴

誰にでも一生のうちに一回は言って見たい台詞というものがあると思います。これは私のそんな台詞の一つ。
「テメェのケツにもう一つ穴をこさえてやろうか?」
う〜ん。いい響きです。この台詞の何よりスバラシイ点は、起承転結があるということです。「テメェの」から始まる起。相手になめられないようまずガラの悪い表現で威圧します。さらに「ケツに」と続く承。悪い表現をかぶせると同時に下品な単語を織り交ぜる事で、自分が荒くれものであることをアピールします。そして、「もう一つ穴を」と来る転。お尻には一つしか無いはずの穴に「もう一つ」と表現することで、台詞にリズムとユニークを付加しています。最後に、「こさえてやろうか?」としめる結。古めかしい表現と疑問形で台詞に深みと静かな迫力を持たせています。さぁ、以上の事を踏まえてもう一度声に出して読んでみましょう。
「テメェのケツにもう一つ穴をこさえてやろうか?」
はい。良くできました。
しかし、この台詞は現代日本に生きている限り使うこともありませんし、使うと逮捕される可能性もあるので注意してください。
それではでは、本日はこのあたりで…。